日経ビジネス 2008.09.01

特集「トヨタの執念−原材料高と戦う新発想−」…原価低減活動を、部品単位からシステム単位に変更して実施しているそうである。全体最適を進めると、いつの間にかまた部品単位でのムダが発生する。交互に実施することにより漸進的にコストを削減していくのであろう。また、ダーウィン種の起源」(アネハヅル)を参考にすることで、システム単位での高効率化を実現している。自然界を参考にするというのは、よくあることだが、自然界の何を参考にするかが重要。ソフトウェア開発では、自然界のなにかを参考にできないものか?
技術フロンティア「細胞の"的"にピタリ」…生命工学や医療分野における細胞の操作を行う、微細用作業装置をNSKが開発。これは、「マニュピュレータ(ミリ単位の操作)」と「圧電アクチュエータ(ナノ単位の操作)」を行う機械をセットとして1つの装置とした。また、コンピュータに操作がプログラムされているので、以前は熟練者しかできなかったことを一般の研究員でも実施可能とした。システムを統合し。難しいことを単純に操作できるようにする商品を開発は、iPodに通じるものがあると感じた。